阪神・淡路大震災の時、全国から寄せられる救援物資を被災者に分配する、
ボランティア団体「プロジェクト(ゆう)」が結成されました。「くるりん」はその中のグループとして生まれました。
96年10月に、「結ふ」の事務所があった芦原町に9畳ほどのプレハブ店舗を開き、
全国から家具などの大型リサイクル品をはじめ衣類、食器類、雑貨などを提供してもらっていました。
97年4月に深津町に30平方メートルの店を開き、現在に至っています。
「震災直後は、必要に迫られてだれもが積極的にリサイクル品を利用していましたが、
暮らしが落ち着いてくるとまた、不用品をゴミにしてしまう生活に戻っています。
大量廃棄して地球環境に悪影響をおよぼさないよう、
リサイクルへの意識を高めたいものです」と高橋さんは言います。
4月25日には、同じNPO仲間の「なばなネットワーク」と「甲山ケナフの会」とで
経費を分担し西宮市と西宮市教育委員会の後援を得て、龍村仁監督作品「地球交響曲」を上映しました。
さまざまな人の生き方をインタビューと映像でつづった地球と
人類の未来に対する強いドキュメンタリー映画です。
「美しい地球を守りたい」ささやかな拠点「くるりん」には、
家の中で眠っていた衣類、食器、エコロジー雑貨などの不用品が寄贈されます。
これらの品を売り上げた金額の1割を、自然災害基金にプールしておきます。
1996年10月のカンボジア水害からはじまって、今月3月のアフガニスタン地震まで
国内外の22箇所の自然災害地へ246万5000円を送金しています。
高橋さんは「収支はすべて公開していますのでいつでも見に来てください」といいます。
高橋さんには地域のゴミ削減に協力しているという自負があります。
自然災害に苦しむ人たちに、震災を経験した者だからできる救援活動を続けるという理念があります。
「理念こそ、NPO活動の基本です」と高橋さんは強調しました。
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